【完】キス、kiss…キス!
ナオちゃんは可愛さの余韻を残して風呂場目掛けて真っ直ぐ走って行く。


なんで、私の家の構造知ってるわけ!?……そうです、昨日私が教えたのでしょうね。


考えても思い出せないし、私は諦めて机から立ち上がり、オちゃんと自分のコップを洗う。


「姫さん、お風呂いただきました!」


洗い終わり、手を拭いてる間に、ナオちゃんはお風呂から上がってきたらしく、その低い心臓をきゅうんとさせる声で話しかけてきた。


「はーい……ってぇぇ!上を着て下さいっ!うっうっう!」


しかし、振り返るとナオちゃんは締まってるナイスバディをひけらかすように朝とは違う黒のボクサーパンツ一丁で立っている。


その姿にあわあわしている私のを、ポカンと見つめるナオちゃん。


そして、可愛い顔がふんにゃりと妖艶に微笑んだ。


あれ?あれれれ?そんな顔も出来るんですか、この子犬ちゃんは。
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