【完】キス、kiss…キス!
「姫ちゃん、早苗君なら代わってもいいよね?」
「え……あ、うん」
代わるのはいいんだけど、なんか気まずい。だって三日前、あんなに汚い泣き顔見せたし。
しかも、鼻水ダラダラ垂らして泣いちゃったし、鼻かむの手伝ってくれたし。
私は申し訳ない気持ちと少しの気まずさを感じながら、幸四郎から電話を受け取った。
《もしもし、姫さん?ケータイかけても出ないからさ、もしかしたら幸四郎さんといるかなぁって》
「ゴメン。ナオちゃんの電話、取りたくなかったから電源切ってて」
私が言うと『そっかぁ』と苦笑混じりに早苗ちゃんが囁いた。
我ながら、ホント迷惑な奴だなって自分に思っちゃうよ。
「え……あ、うん」
代わるのはいいんだけど、なんか気まずい。だって三日前、あんなに汚い泣き顔見せたし。
しかも、鼻水ダラダラ垂らして泣いちゃったし、鼻かむの手伝ってくれたし。
私は申し訳ない気持ちと少しの気まずさを感じながら、幸四郎から電話を受け取った。
《もしもし、姫さん?ケータイかけても出ないからさ、もしかしたら幸四郎さんといるかなぁって》
「ゴメン。ナオちゃんの電話、取りたくなかったから電源切ってて」
私が言うと『そっかぁ』と苦笑混じりに早苗ちゃんが囁いた。
我ながら、ホント迷惑な奴だなって自分に思っちゃうよ。