【完】キス、kiss…キス!
なんか、感極まって泣きそうになってきた。そんな泣くようなことじゃないのに。
自分がつくづく泣き虫で、ナオちゃんのことを大好きなんだって熱くなる目頭に気付かされてしまう。
「いーなぁ、若いってさ」
「何言ってんの、まだ26歳じゃん。姫さんだってさ。生い先長いよー?」
10歳も年下の早苗ちゃんにそんなこと言われても、全然嬉しくないよー。
「……ね、早苗ちゃん、若いっていいね。がむしゃらに駆け抜ける姿、綺麗」
感極まって、ポロッと早苗ちゃんに思ったことを言ってしまう。
すると、早苗ちゃんが困ったように笑って優しい溜め息を落とした。
「ホント、なーに言っちゃってるわけ?いくつになったって人は人生駆け抜けてるんだよ?」
なんだか、私よりもずっと大人な考えの早苗ちゃんだけど、年下の彼から出るその言葉に、素直に頷ける。
自分がつくづく泣き虫で、ナオちゃんのことを大好きなんだって熱くなる目頭に気付かされてしまう。
「いーなぁ、若いってさ」
「何言ってんの、まだ26歳じゃん。姫さんだってさ。生い先長いよー?」
10歳も年下の早苗ちゃんにそんなこと言われても、全然嬉しくないよー。
「……ね、早苗ちゃん、若いっていいね。がむしゃらに駆け抜ける姿、綺麗」
感極まって、ポロッと早苗ちゃんに思ったことを言ってしまう。
すると、早苗ちゃんが困ったように笑って優しい溜め息を落とした。
「ホント、なーに言っちゃってるわけ?いくつになったって人は人生駆け抜けてるんだよ?」
なんだか、私よりもずっと大人な考えの早苗ちゃんだけど、年下の彼から出るその言葉に、素直に頷ける。