【完】キス、kiss…キス!
ナオちゃんはお父さんが九州に単身赴任になり、お母さんもそっちに着いて行ってしまったらしく、今は期間限定の一人暮らし。
その話をしているナオちゃんのちょっぴり淋しそうな顔に、きゅうんとした私は合鍵を与えたのだ。
多分、合鍵が狙いのお得意の計算ずくのあざと可愛い攻撃だったんだろうけど、分かってても引っかかってしまうのは惚れた弱み。
ナオちゃんは二日に一度、塾のない日に私の家にやって来る。
そして、ご飯を作って待っていてくれるのだ。
なんて出来た子を拾ってしまったのだろう、と美味しいご飯にありつく度に幸せに陥る。
「いただきます!……おいひぃ」
「ホント!?良かったぁ!」
あざと可愛くふにゃあっと笑った顔は何回見ても癒されちゃうんです。疲れもぶっ飛びますよそりゃ。
その話をしているナオちゃんのちょっぴり淋しそうな顔に、きゅうんとした私は合鍵を与えたのだ。
多分、合鍵が狙いのお得意の計算ずくのあざと可愛い攻撃だったんだろうけど、分かってても引っかかってしまうのは惚れた弱み。
ナオちゃんは二日に一度、塾のない日に私の家にやって来る。
そして、ご飯を作って待っていてくれるのだ。
なんて出来た子を拾ってしまったのだろう、と美味しいご飯にありつく度に幸せに陥る。
「いただきます!……おいひぃ」
「ホント!?良かったぁ!」
あざと可愛くふにゃあっと笑った顔は何回見ても癒されちゃうんです。疲れもぶっ飛びますよそりゃ。