【完】キス、kiss…キス!
なんで私達がこんな正装しているかというと、今日は例のあれです、あれ。
「あー!早くしないとアキの結婚式遅れるから!」
そう、今日は秋斗の結婚式。私のマンションの下には、すでに幸四郎の車が待っている状況。
まだ満足行ってないのにナオちゃんに引っ張られ、引き返す余裕もないまま後部座席に投げるように放り込まれてしまった。
「尚志君、随分遅かったね」
「ゴメンなさい!……理由は姫さんの顔を見て察して下さい」
し……失敬な!まあ、事実ですから、反論することも出来ませんけど。
「あはは!姫ちゃん頑張りすぎだから」
「ホントだ!あはは!」
運転席の幸四郎と、助手席の伊久美が人の顔を見て失礼なくらい爆笑している。
「伊久美だって濃いじゃん」
「まぁな。女はしょうがないよな」
そう、しょうがないんです。ナオちゃんや幸四郎には、一生かかってもきっと分からない苦労なんです。
「あー!早くしないとアキの結婚式遅れるから!」
そう、今日は秋斗の結婚式。私のマンションの下には、すでに幸四郎の車が待っている状況。
まだ満足行ってないのにナオちゃんに引っ張られ、引き返す余裕もないまま後部座席に投げるように放り込まれてしまった。
「尚志君、随分遅かったね」
「ゴメンなさい!……理由は姫さんの顔を見て察して下さい」
し……失敬な!まあ、事実ですから、反論することも出来ませんけど。
「あはは!姫ちゃん頑張りすぎだから」
「ホントだ!あはは!」
運転席の幸四郎と、助手席の伊久美が人の顔を見て失礼なくらい爆笑している。
「伊久美だって濃いじゃん」
「まぁな。女はしょうがないよな」
そう、しょうがないんです。ナオちゃんや幸四郎には、一生かかってもきっと分からない苦労なんです。