【完】キス、kiss…キス!
「でぇ、君の名前はぁ?」
笑顔に見とれてしまって、その舌足らずな問いへ答えるのが遅れる。
「名乗らせといて、自分は名乗らないのぉ?感じ悪いなぁ」
「うぇ!?あ、ごめんなさい。俺は、広瀬尚志だよ」
慌てて名乗ると、酔っ払いの彼女、姫子さんは
、『じゃあ、ナオちゃんだねぇ!』なんて無邪気に笑うもんだからまた心臓バクバクいっちゃって。
『ナオちゃん』が俺へのあだ名なんだって気付くのに、時間がかかってしまう。
その代わり、別のことにはすぐ気づいちゃう。
もしかして、もしかしなくても、これが『一目惚れ』ってやつなんだと。
広瀬尚志、16歳。どう見ても結構年上な酔っ払いに恋しちゃった模様です。
笑顔に見とれてしまって、その舌足らずな問いへ答えるのが遅れる。
「名乗らせといて、自分は名乗らないのぉ?感じ悪いなぁ」
「うぇ!?あ、ごめんなさい。俺は、広瀬尚志だよ」
慌てて名乗ると、酔っ払いの彼女、姫子さんは
、『じゃあ、ナオちゃんだねぇ!』なんて無邪気に笑うもんだからまた心臓バクバクいっちゃって。
『ナオちゃん』が俺へのあだ名なんだって気付くのに、時間がかかってしまう。
その代わり、別のことにはすぐ気づいちゃう。
もしかして、もしかしなくても、これが『一目惚れ』ってやつなんだと。
広瀬尚志、16歳。どう見ても結構年上な酔っ払いに恋しちゃった模様です。