【完】キス、kiss…キス!
「ねぇ、姫子さん、家どの辺?危ないから送ってくよ」
「えへへぇ、ナオちゃんは紳士だねぇ!おうちね、あっち!ってか、姫ちゃんでいいよぉ!」
千鳥足の姫子さんはふらふらと歩きながら向こうを差す。
「じゃあ、姫さん。歩き方が覚束ないからおんぶさして?ね?」
俺が言うと、一瞬ぽかんとした姫さん。後、満面の笑顔を向けてくる。
「わーい!おんぶぅ!えいっ!」
まるで、お父さんにそう言われたことが嬉しい少女のように、それはそれは無邪気に俺の背中に飛び乗って来る姫さん。
酔っ払ってるけど、案内ちゃんとしてくれるよね?大丈夫かなぁと軽く不安になりつつ、俺は飛び乗った姫さんを『よいしょ』と背中にしっかり乗せて、立ち上がる。
「じゃ、ちゃんと案内してね。姫さん」
そう言葉を投げれば、くにゃくにゃに酔っ払った姫さんの舌足らずな返事が返ってきて、思わず顔が綻んだ。
「えへへぇ、ナオちゃんは紳士だねぇ!おうちね、あっち!ってか、姫ちゃんでいいよぉ!」
千鳥足の姫子さんはふらふらと歩きながら向こうを差す。
「じゃあ、姫さん。歩き方が覚束ないからおんぶさして?ね?」
俺が言うと、一瞬ぽかんとした姫さん。後、満面の笑顔を向けてくる。
「わーい!おんぶぅ!えいっ!」
まるで、お父さんにそう言われたことが嬉しい少女のように、それはそれは無邪気に俺の背中に飛び乗って来る姫さん。
酔っ払ってるけど、案内ちゃんとしてくれるよね?大丈夫かなぁと軽く不安になりつつ、俺は飛び乗った姫さんを『よいしょ』と背中にしっかり乗せて、立ち上がる。
「じゃ、ちゃんと案内してね。姫さん」
そう言葉を投げれば、くにゃくにゃに酔っ払った姫さんの舌足らずな返事が返ってきて、思わず顔が綻んだ。