【完】キス、kiss…キス!
認めたくないけどまぁ、確かに計算してますよ、してますとも。
犬っぽいおかげか母性本能くすぐるみたいだし、賢く生きる為にいつの間にかそうなっていた。
小さい頃から『あ、こういう時こうすればいいんだ』みたいなのをそれとなく学んで、今や7割計算で生きてるし。
「しかし、そういうこと言っちゃうの姫さんでしょ?流石CM作ってる人だよね。あざと可愛いとかサイコー、はは!」
そのフレーズをすっかり気に入ったらしい早苗は、心底楽しそうにケラケラ笑ってる。
「っていうかお前さぁ、姫さんだいぶ気に入ってるでしょ?あげないよ!絶対あげない!」
「えー、盗らないよ。ヤだもん、いくら姫さんが好みど真ん中でも尚志のお古なんか」
周りの男ですらたまにドキッとしてしまうような、子猫みたいな女顔の早苗から最低な一言が投下され、俺は素早くスパーンと頭を叩いた。
「イッター!ひど!」
「酷いのはどっちだよ!このビッチ!バカ!」
怒って頬を膨らますと、早苗は冷静に『俺にはあざと可愛いは効かないぞ』って、俺の鼻を突っついた。
いや、その動きこそあざと可愛いと思うんだけどな。
犬っぽいおかげか母性本能くすぐるみたいだし、賢く生きる為にいつの間にかそうなっていた。
小さい頃から『あ、こういう時こうすればいいんだ』みたいなのをそれとなく学んで、今や7割計算で生きてるし。
「しかし、そういうこと言っちゃうの姫さんでしょ?流石CM作ってる人だよね。あざと可愛いとかサイコー、はは!」
そのフレーズをすっかり気に入ったらしい早苗は、心底楽しそうにケラケラ笑ってる。
「っていうかお前さぁ、姫さんだいぶ気に入ってるでしょ?あげないよ!絶対あげない!」
「えー、盗らないよ。ヤだもん、いくら姫さんが好みど真ん中でも尚志のお古なんか」
周りの男ですらたまにドキッとしてしまうような、子猫みたいな女顔の早苗から最低な一言が投下され、俺は素早くスパーンと頭を叩いた。
「イッター!ひど!」
「酷いのはどっちだよ!このビッチ!バカ!」
怒って頬を膨らますと、早苗は冷静に『俺にはあざと可愛いは効かないぞ』って、俺の鼻を突っついた。
いや、その動きこそあざと可愛いと思うんだけどな。