【企】誘惑年下彼女
「ばいばーい!!」
「明日ねー!」
「ヒュー!ラブラブ~ぅ!!」
あ…やっと終わった…
「ごめんね?恭ちゃんっ?」
バドミントンのラケットを背負っている凛子。
ちなみに凛子はバド部。
『いや。全然いいよ』
結局、あの場所から分かれ道まで一緒に帰る羽目に…
で、やっと解放された。
「恭ちゃんさ、高校行ってもう結構経つけど彼女とか…できた?」
この前まで蒸し暑かったはずなのに、今日は気持ちいい秋風が吹いている。
自転車を押す俺と俯く凛子。
『彼女なんて…できねぇよ。
凛子は?』
なぜだか、胸がバクバクと激しく打つ。
でも、気分はすごく良くて。
「あたしも…いないよ。
でも、好きな人はいる
恭ちゃんは??」