【企】誘惑年下彼女





なんで俺は…


どうして俺は気づいてやれなかったんだろう。


凛子の不安に。



涙が出るほど不安は大きくなっていたのに俺は何も気づいてやれなかった。


そのことが、どうしようもなく悔しくて。


気づいた時には既に手遅れ。

そうかもしれない。


でも、気づいて放置しておくワケにはいかないんだ。



『凛子』


俺は凛子を抱き寄せる。





『俺、誰よりもお前が大切なんだ』

俺の命と引き換えにできるほど、お前が大切で。




『だから怖かった。』

ガラスのように繊細な凛子に触れることが。




『俺、どうしようもないくらい凛子のこと…好き、なんだ』






そして俺は凛子の唇にそっと触れた…












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