【企】誘惑年下彼女
『早く帰ろーぜ!!』
掃除が終わり学校を飛び出す俺と哲。
体に合わない大きさのランドセルを揺らしながら走ること5分。
まずは俺の家へ行く。
『ただいまー!!』
と、誰もいない家へ叫びランドセルを玄関に放る。
うちは共働きで日中は家に誰もいないのだ。
『行こうぜ!!』
家の前で待っていた哲のランドセルを叩き、俺は走り出す。
哲はまだランドセルを背負ってるせいで足が遅い。
『遅いって、哲!!』
もうハアハアと完全に息切れしている哲。
俺はそんな哲を尻目に先に哲の家の前に着く。
『もう…なんだよぉ…』
哲はゼエゼエ言いながらうちのドアを開けた。
『ただいま…』
『おじゃましまーす!!』
元気にお邪魔する俺と、完全に元気を失って帰ってきた哲。