妄想乙女*
*彼氏の悩み
ボーッと教室の窓から外を眺めている今日この頃。
「暑いなぁ。」
まだ6月中旬だと言うのにこの暑さ…ハンパじゃない。
あまりの暑さに,思っていたことがつい口からでてしまった。
ってか,温暖化……ヤバいな。
早くクーラーつかないの…
───ボスゥッ!!!
…僕が語尾の「かな」を言い終わる前に頭にすごい衝撃があり,すごい音がした。
「いってぇーっ!」
涙目になりながら上を見上げると,頭上には心底嬉しそうにこっちを見ている奴がいた。