妄想乙女*



「おはよ〜♪リュージー!!」


僕の頭を殴った犯人は普通に挨拶をかわしてきた。


そいつの手には教科書が入っていると思われるカバンが握られていた。



…待て待て,そんなモノで人の頭殴っちゃダメでしょ。


下手したら死んじゃうよ?



「…おはよう,達也。」



とりあえず僕は挨拶を返した。



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