はんぶんお月様〜僕と小さい君の7日間〜

最悪の日

朝、僕はいつものように
バイトへ出かける。

僕の夢は、ミュージシャン。
歌を作っては、
道端でギターをひいている。

それだけじゃ、
もちろん食べていけないから
バイトする。

でも。
すっかりコンビニの店員の方がしっくりきてる自分がいる。

親からは、
早く正社員になれ、
地元に戻ってこいと
会うたび、言われる。

それがくやしくて、意地になってる自分もいる。

僕には才能なんて
ないのかもしれない。

そんな言葉が
近頃、僕の頭を
横切る。
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