はんぶんお月様〜僕と小さい君の7日間〜
今日のバイトは、5時までだった。

繁華街の駅近くには、
小さな広場がある。
その場所でいつも歌を歌っている。

今日も、ギターを持って
足早に
いつもの場所へ向かった。


早く、歌が歌いたかった。


それが、
今日はいつもの場所が、いつもと違う風景になってた。

そこには、人だかりが出来ていて、
たくさんの着飾った女達が、1人の歌を熱心に聞いていた。


歌も、声も、
すごくいい。





・・・・いい歌だ。




「あ、あの人。」
「いつも、ここで歌ってるよね。」
「かっこいいんだけど、歌はイマイチだよね~。」
「今日は、竜太が来てるから、完璧じゃまだわ。」
「うざいよね~。帰るでしょ、普通。」


笑い声が
頭にこだまする。








足早に
その場所から立ち去った。













僕は、何をやってるんだろうか。











彼女のアパートに着いて、
ふとんに潜った。










僕は何をやってるんだろうか。。。。。。
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