紅狼王子





「愛されてると思ってんのか」


「うん」


「カズマの誕生日は?」


「しらない」


カズマもあたしの誕生日を知らない。


「血液型は?」


「しらない」


Bっぽいな・・・しらないけどさっ。


「どこが好きなんだ?」


「特にない」


一番されてこまる。


「・・・・・・」


「好きなとこはない。ただ、死にそうな夜に、あたしのことを助けてくれたから。それだけ。」


「お前、なんでここにきた」


「わかんない」


「なんなんだよ、お前」


「あたしが聞きたい」
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