紅狼王子





バイクに乗ると、キョウヘイはいろんな話をしてくれた。


「オレがガキんときは、紅狼は3000を越える大きなチームだった」


「今は?」


「1500じゃねぇ?連合がある。下集めれば、そんくらいだ。」


「キョウヘイは?」


「あ?」


「だから、どこら辺なの?」


「ちげー。お前その前何つった」


「・・・キョウヘイ・・・さん」


「俺の名前はキョウヘイだ。さんなんていらねーし」
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