桜舞~ひらり~
第①章 *~願い~*
22歳の誕生日を迎えて、5日後。
アタシは一緒にその日を過ごした彼に
今日、フラれた・・・。


「なんか重いんだ。」
「オレじゃなくてもイイかなって」



そんな簡単な言葉だった。


「じゃ、なんで祝ったの??」
「どうして誕生日まで待ったの??」


そんな問いただす
言葉しか出なかった。。

それ以外は、もうすでに
失っていた言葉だったから。




人の気持ちは気づけば変わっている。



『移りゆくもの』だ。


だけど、アタシは信じてしまう。


この気持は永遠と、
いつも信じて生きてきた。

だから、アタシの恋は
いつも終わりを告げる。




・・・永遠なんて、ない。









< 1 / 30 >

この作品をシェア

pagetop