グラウンド・0
ネカフェを出た青年は、道路を挟んで反対側にあるコンビニへ向かう。

この異様と言える空間の中、野菜スティックを食べながら、平然と歩いている。

道路を横断する際も、全く左右を気にすることなく歩みを進める。

青年はコンビニ前まで行くと溢れかけたゴミ箱に食べ終えた野菜スティックの容器を押し込んだ。

そのまま店内へ入っていく。
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