ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『カンナ!!例えみんながお前を忘れても、あたしだけは絶対にお前を忘れないよ。約束する』

ユキネはそう言ってカンナに優しく笑いかけた。

『ユキネ…ふっ…約束を絶対破らないお前にさ、そんな風に約束されたらスゲー嬉しいよ。サンキューな』

カンナもニコッと笑った。

『ユキネー!!』

二人が会話をしていると、心配そうに二人を遠くから見ていたハナがユキネを呼んだ。

『ほら、お前のダチが呼んでるぞ…もう、行けよ』

カンナはそう言ってユキネの背中を軽く押した。

『ああ…。カンナ、簡単にガン何かに負けるんじゃないぞ…一日でも長く生きろよ、絶対だからな』

『ああ…』

カンナはうなづいた。

『もし、一人で辛い時はいつでもあたしに連絡しろよ。お前はあたしの友達なんだからな』

『ああ…わかったから早く行けよ』

カンナは笑顔でうなづいた。

『じゃあな』

ユキネはそう言ってハナの元に駆け寄り、二人で歩き出した。
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