ミュージック･ラブ２〜夜空の下のｽﾉｰﾄﾞﾛｯﾌﾟ〜
演奏を止めてしまったシュンは、慌てて続きをまた弾き始めた。

ユキネはそんな事を気にせずに、一生懸命に歌を歌い続けた。

『いつも歌を聴いてくれてありがとうございます』

ユキネは歌い終わり、観客に頭を下げた。

観客たちはユキネに盛大な拍手を贈り、それぞれ帰って行った。

『ユキネ、悪かったな。途中で演奏を止めてしまって…』

シュンはユキネに謝った。

『別に良いけど…でもオッサンがギターのコード間違うなんて、珍しいな』

『ああ。ちょっと考え事しててな』

『何だよオッサン、ライブに集中してなかったのかよ？』

ユキネは少し不快感を得た。

『ああ、本当に悪かった』

シュンはまたユキネに謝った。

『あ、それからユキネ…今日でストリートも終わりだ』

『えっ!?』

ユキネは驚いた。

『どうしてだよ？』

ユキネはシュンに尋ねた。
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