ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『こんなに涙流して…よっぽど返して欲しいんだね』
キョウコはハナに近づき優しく言った。
『お願い…』
ハナは泣きながら呟いた。
『じゃあ、返してあげるよ』
キョウコはそう言うと、ポケットからハサミを取り出した。
『…えっ?』
ハナは嫌な予感がした。
『よーく、見とけハナー。ほらほらほらほらー』
そう言ってキョウコは、ハサミでハナの大切な小犬のストラップを満遍なく切り刻んだ。
それを見たハナは頭の中が真っ白になり、力無く崩れ落ちた。
『ほら返してやるよ』
キョウコはそう言って、切り刻んでワタが飛び出している小犬のストラップを、ハナの目の前に捨てた。
ハナはもう言葉すらだせず、涙すら流れなかった。
ハナは放心状態のまま目の前の小犬のストラップを見つめた。
そして切り刻まれた小犬のストラップを持ち、静かに立ち上がりフラ〜っと教室を出て行った。
そんなハナを見たキョウコたちは大笑いしていた。
キョウコはハナに近づき優しく言った。
『お願い…』
ハナは泣きながら呟いた。
『じゃあ、返してあげるよ』
キョウコはそう言うと、ポケットからハサミを取り出した。
『…えっ?』
ハナは嫌な予感がした。
『よーく、見とけハナー。ほらほらほらほらー』
そう言ってキョウコは、ハサミでハナの大切な小犬のストラップを満遍なく切り刻んだ。
それを見たハナは頭の中が真っ白になり、力無く崩れ落ちた。
『ほら返してやるよ』
キョウコはそう言って、切り刻んでワタが飛び出している小犬のストラップを、ハナの目の前に捨てた。
ハナはもう言葉すらだせず、涙すら流れなかった。
ハナは放心状態のまま目の前の小犬のストラップを見つめた。
そして切り刻まれた小犬のストラップを持ち、静かに立ち上がりフラ〜っと教室を出て行った。
そんなハナを見たキョウコたちは大笑いしていた。