ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『さあ、入れ』
警官はユキネを牢屋に入れ、鍵を閉め立ち去った。
ユキネは冷たい牢屋の壁にもたれ、ただ呆然としていた。
そして牢屋の小さな窓から、そっと月が顔を見せ、ユキネを照らしていた。
ユキネはそっと月を見上げた。
『ハナ…お前何で死んじゃうんだよ…』
ユキネはハナの事を思いながら涙を零した。
『お前…あたしに夢を託すって…卑怯だよ…勝手に夢を託して…勝手にいなくなって…ふざけんなよ!!』
ユキネはうつむき、声は震えていた。
『なあ…ハナ…。あたしはお前に何もしてやれなかった…何も力になれなかった…そんな自分が悔しいよ』
ユキネの涙は止まらなかった。
『お前はあたしに…見せかけじゃない本当の友情を教えてくれたのに…あたしの心を許せる大切な友達だったのに…どうして死を選んだんだよ…クソー!!』
この夜ユキネは、月が優しく見つめる中…儚く散ってしまったハナを思い続け、一晩中泣き濡れたのだった。
警官はユキネを牢屋に入れ、鍵を閉め立ち去った。
ユキネは冷たい牢屋の壁にもたれ、ただ呆然としていた。
そして牢屋の小さな窓から、そっと月が顔を見せ、ユキネを照らしていた。
ユキネはそっと月を見上げた。
『ハナ…お前何で死んじゃうんだよ…』
ユキネはハナの事を思いながら涙を零した。
『お前…あたしに夢を託すって…卑怯だよ…勝手に夢を託して…勝手にいなくなって…ふざけんなよ!!』
ユキネはうつむき、声は震えていた。
『なあ…ハナ…。あたしはお前に何もしてやれなかった…何も力になれなかった…そんな自分が悔しいよ』
ユキネの涙は止まらなかった。
『お前はあたしに…見せかけじゃない本当の友情を教えてくれたのに…あたしの心を許せる大切な友達だったのに…どうして死を選んだんだよ…クソー!!』
この夜ユキネは、月が優しく見つめる中…儚く散ってしまったハナを思い続け、一晩中泣き濡れたのだった。