ミュージック･ラブ２〜夜空の下のｽﾉｰﾄﾞﾛｯﾌﾟ〜
『ハァハア、オッサン朝から走らすなよな』

ユキネは息を切らしながら言った。

『おい、おい、煙草何か吸ってるから体力ないんだよ』

シュンはユキネを店内に招き入れた。

『何だよ、一体。何の用だよ?』

ユキネは椅子に座った。

『この子がユキネ?』

里菜はユキネの顔をマジマジと見た。

『誰このオバサン?』

ユキネは里菜を指差し、シュンに尋ねた。

『オ、オバサン!?』

里菜はイラっとした。

『ああ、このオバサンは里菜って言って、元フレンズのベーシストなんだよ』

シュンは里菜を紹介した。

『へぇ〜、オバサンもフレンズだったんだ。そんな風に全然見えないけど』

『ちょっとシュン!!この子何よ!!初対面なのに失礼すぎるわよ!!』

里菜はシュンに怒鳴った。

『まあまあ、朝からそんなに騒ぐなよ里菜。近所迷惑だよ』

シュンは笑って言った。
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