ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『ちょっと、そこの交番まで来てもらおうか』

お巡りさんは少女の腕を掴み、引っ張った。

『放せよ!!』

少女はお巡りさんに殴りかかった。

しかし、少女とお巡りさんの間にシュンが割り込み、シュンが少女に顔を殴られた。

突然割り込んで来たシュンに、お巡りさんと少女は驚いた。

『いってぇー!!』

シュンはよろめきながら、頬を抑えていた。

『き、君…大丈夫か?』

お巡りさんはシュンを心配した。

『大丈夫ッスよ。それよりお巡りさん、うちの娘が迷惑かけました』

シュンはそう言って、お巡りさんに頭を深々と下げた。

『え!?彼女の親御さん?』

『ハイ。本当にすみませんでした。娘にはよく言って聞かせるんで、今回は本当すみません』

シュンはもう一度頭を下げた。

『そうか、わかりました。では今回はまあ親御さんに免じて、大目に見ましょう』

『ありがとうございます』

シュンは少女の頭をグイと抑え、無理矢理頭を下げさした。

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