ミュージック･ラブ２〜夜空の下のｽﾉｰﾄﾞﾛｯﾌﾟ〜

『仲良くしてあげてね…って、小学生かよ…』

ユキネはだるそうに、座ってこっちを見ていたレッスン生たちの１番後ろに座った。

『じゃあまずは…いつものように基礎トレーニングからね。じゃあペアになって!!』

カオルがそう言うと、レッスン生たちはペアを作った。

『あっ、そっか…ユキネさんを入れて１１人だから、一人余るわね。じゃあ、エミさんはあたしと…んで、ハナさんはユキネさんとペアになって頂戴』

カオルがそう言うと、エミとハナはそれぞれのペアの所に歩み寄った。

『ユキネ、初めまして。私はハナ、よろしくね』

ハナはそう言って、ユキネに握手を求めた。

『はい、よろしく…』

ユキネはそっぽを向いたままハナとめんどくさそうに握手を交わした。

『じゃあ、まずは腹筋５０回行くわよ』

カオルがそう言うと、レッスン生たちはペアの片方が仰向けに寝転び、片方は足を手で抑えた。