ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『なれるなれないかよりも、なろうと頑張る事が大切なんだよ。それに人の夢をくだらないって、バカにして、あざ笑うお前の方がくだらねぇよ』

ユキネは茶髪で巻き髪の女子高生をにらみつけて言った。

『何?…あっ、あなたハナの友達?道理で頭悪そうなんだ』

茶髪で巻き髪の女子高生はバカにした感じで言った。

『あっそ。行くぞハナ』

ユキネは冷めた感じで言って、さっさと歩き出した。

茶髪で巻き髪の女子高生は、そんなユキネの態度にムカっとしていた。

『うん…』

ハナもそんな茶髪で巻き髪の女子高生を横目に、ユキネの後を着いてゆくようにさっさと歩き出した。

『ムカつく奴…』

茶髪で巻き髪の女子高生は去って行く二人の背中をにらみ、その場を立ち去った。

『ユキネ、さっきは助けてくれてありがとう』

ハナは笑顔でユキネに言った。

『別に助けた訳じゃねぇよ…頑張ってる人をバカにする奴が大嫌いなんだよ』

ユキネは素っ気なく言った。
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