ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『へぇ〜、ユキネにはちゃんと自分を心配してくれる友達がいるんだ…頭悪そうだけど、ハハハ』

カンナはハナをバカにするように笑った。

『うっせいよ!!ペッ!!』

ユキネはカンナの顔に唾をかけた。

『ふふふ、やっぱあんたはムカつくんだよ!!』

そう言ってカンナは右手でユキネのお腹を重いっきり殴った。

『…うっ…うう』

お腹を殴られたユキネは、お腹をを抑えしゃがみ込んだ。

『ユ、ユキネー!!』

ハナは急いで、しゃがみ込むユキネのもとに駆け寄った。

『ユキネ…大丈夫?』

ハナは凄くユキネを心配した。

『ハナ…逃げろ…』

ユキネはお腹を抑え苦しそうに言った。

『えっ?で、でもユキネが…』

ハナは戸惑っていた。

『あたしはコイツらと話があるから、ハナはさっさと逃げな』

『で、でも…』

『さっさと逃げろ!!』

ユキネはハナに大声で怒鳴った。
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