ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『俺はこいつの…ユキネのプロデューサーだ!!よくも俺の歌姫を痛めつけてくれたな。ふざけるのもいい加減にしろよ、お前ら!!』

シュンは大声で怒鳴った。

『ちっ…おい、このうっさいオッサンもやっちまえ!!』

そう言ってカンナは不良仲間たちに合図をした。

不良少女たちはユキネのようにシュンを殴り、蹴り飛ばし、ボコボコにした。

シュンは手を出さずただありのまま殴られ続けていた。

『もう、終わりか?…もうお前らの気は済んだのかよ…』

シュンはボロボロになりながら、倒れてもまた何度も立ち上がった。

『へえー、しぶといオッサンだな。何度も立ち上がるなんてよ』

カンナはそう言ってシュンを殴り飛ばした。

『当たり…前だ…。俺はな、お前らみたいなクソガキと違ってよ…背負ってるもんがでけぇーんだよ!!だから…こんな事くらいで倒れてたまるかよ!!』

シュンはカンナに向かって怒鳴った。

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