ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『いちいち頭にくるなー、いい加減に寝てろよ!!』

カンナはシュンを殴り、倒れ込んだシュンを何度も蹴り飛ばした。

不良少女たちはそんなシュンの姿を見て、大笑いしていた。

『こ、こらお前らー!!』

そう言って、突然ハナから知らせを受けた警官数名が駆け付けた。

『ヤ、ヤベー!!逃げるぞみんな!!』

警官に気付いたカンナはみんなにそう言って、不良仲間たちと走って逃げて行った。

警官たちは逃げるカンナや不良少女たちを追いかけた。

そして、その場には倒れているシュンとユキネの二人だけが取り残された。

『助かった…みたいだな…』

シュンは地面に寝そべりながら言った。

『ああ…』

ユキネも地面に寝そべりながら言った。

『ユキネ…大丈夫か?』

『何とか…ね。オッサンは?』

ユキネは心配そうに尋ねた。

『う〜ん…鉄パイプで殴られた左腕が…折れちゃってるな』

シュンは笑いながら言った。

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