ミュージック・ラブ2〜夜空の下のスノードロップ〜
『無理に決まってるでしょ!!あたしはここ(店)をやってるんだから!!』

里菜は少し怒り気味に言った。

『2時間だけだから…ここはリカちゃんに任せて頼むよ!!』

『残念ね、リカは今実家に帰ってるからあたししかいないの。だから、店をほっておく訳にはいかないのよ。ごめんね』

里菜は丁重に断った。

『なら閉店までの後2時間、俺が店の方をどうにかしとくからさ』

『はあ?何言ってるのよ!!シュンに任せられる訳ないでしょ!!』

里菜は呆れて言った。

『大丈夫、大丈夫。俺こうみえても社交的だし』

そう言ってシュンはイスから立ち上がり、リカのエプロンを巻いた。

『どう?なかなか似合うだろ?』

シュンは誇らしげに言った。

『はあー、もうわかったわよ。今回限りだからね協力するのは』

里菜はシュンの似合わないエプロン姿を見て気が抜け、渋々了解した。
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