KISSKISS
フゥと軽く息を吐いてあたしの前に座るとテーブルに顔を伏せた。
「寝てなよ…」
「あ?…あぁ…」
ホントに熱なんて下がってんのかな?
強がって平気なふりしてんじゃないの?
近づいておでこに手を当ててみるとさっきよりは下がってるけど全然、熱い。
「ちょっと!!!まだ熱あるでしょ???何で嘘つくの?」
「ねぇもん、治ったもん」
治ったもんって可愛く言っても駄目!!!!
「ほら…戻ろ?」
腕を自分の肩にかけて部屋に連れて行こうとした時
「つまんねぇもん…一人で寝てても」