KISSKISS


「じゃあ、あたしも帰るね。バイバイ」


ヒラヒラと手を振り歩き出すと


「送りますよ♪」


何が嬉しいのか隣に並び歩き始めた。


「いいよ、そこだもん」


男の子と一緒に帰ったりしたら何を言われるか分かんない…


変に勘違いされると困る。

「まぁまぁ♪いいじゃないですか♪」


―…良くないんだってば!!

「…家の前までは来ないでよ?」


あたしの言葉に笑顔で大きく頷いた。


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