KISSKISS


恐る恐るカバンを抱えてあたし逹の方に歩いて来た。

「健吾君、後輩でカラオケに一緒に行ってたんだよ」

「…どーも」


上目遣いで怯えるように頭を下げた。


「先輩…この人…」


「ん?結斗さんて言うの♪」


眉をしかめて健吾を見てる…


―…その顔、怖いよ


「先輩の彼氏さんですか???まさか…同棲中…???」


「ば…!!!!違…」


やめてよ!!!!今そういう話題に敏感なんだから!!!!


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