KISSKISS


「マジですか…?」


「マジです」


健吾の質問に答えるコイツの言葉に泣きそうになる。

「マジ…なの…?」


回された腕を掴んで声を震わせ聞いた。


「…マジだよ?信じられない?」


―…信じられるわけないじゃない


―…迷惑だって言われたもん


「…という事なんで俺達今から大事な話ししなきゃだから帰ってね?」


「…いいっすねぇ」


健吾は小さく呟いてトボトボ帰ってしまった。


< 163 / 170 >

この作品をシェア

pagetop