KISSKISS


自分もコーヒーを手に座ると何かを決めたように息を軽く吐いた。


「俺は…お前が好きだよ」

真っ直ぐな瞳と真剣な顔で言った。


「め…迷惑って言った…」


「言ったよ?…でもお前、それだけ聞いてどっか行ったじゃん」


―…じゃあ、やっぱり何か言いかけたのは気のせいじゃなかったんだ。


「じゃあ…迷惑って何で言ったのよ…」


「お前…泣くなよ…」


泣くよ!!!あの言葉にどれだけあたしがショック受けたと思ってんのよ!!!!!

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