KISSKISS


あたしの、ある意味史上最強のカレーを平らげた。


顔色が悪いのは気のせい?

「ごちそさん!!!!…ぅぇ…」


「お…お粗末様でした…」

「…ホントにな」


あたしは、途中でギブしてカップラーメンを食べた。

「…料理ぐらいなら教えてやるよ。大したモンは出来ねぇけどな」


お茶で口をゆすぐように流し込み言った。


「……うん」


しおらしく返事をしたあたしを驚いたように見る。


「…風呂入れば?明日、学校だろ?後片付けは俺がやっとくよ」


その言葉には何も答えず風呂場に向かった。


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