KISSKISS
…―あたし何やってるんだろ。
偉そうに言っておいてカレーすら満足に作れない。
情けなくてアイツに申し訳なくて…
「ハァァー…」
あたしのため息が浴室に大きく響いた。
風呂を出ていつものようにタオルを肩からかけて下着一丁でリビングに向かう…―
「あ…」
「…何つー格好してんの…お前…」
いつもの癖でほとんど裸のまま、中に入ってしまった。
口にくわえたタバコが床に落ちた事に気がつかない程、目を丸くしてる。
「変態ー!!!!!!!」
「ハァァ???!!!お前だろ!!!!!!」
ワケが分からない言葉を叫びながら慌て部屋に戻るとパジャマを着た。