KISSKISS


昨日と同じでテーブルには朝ごはんが並ぶ。


「コーヒー…はセルフサービスだったっけ…」


「あ!俺の分も入れといて!」


忙しなく動く悠斗さんが、あたしに言った。


「…セルフサービス」


「…そうでした」


自分の分だけ入れると席について朝ごはんを食べ始めた。


「ねぇ…今日…」


「あぁ!?…今日が何だよ?」


自分のコーヒーを手に席へつく。


「…何でもない」


「…?」


言いかけてやめたあたしを不思議そうに見つめた。


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