KISSKISS
「そういう事なんだ…明日から2人だけど…身の回りの事は出来る限り僕がするし、歩花ちゃんはいつも通り生活してくれればいいよ?」
申し訳なさそうな顔を見せたかと思うとニッコリ笑って見せた。
…―そういう問題じゃなくて…
あるだろ!!!???他に気にする事が!!!
「悠斗君すごいのよー?お料理も洗濯も何でも出来ちゃうんだから♪」
「奥様…やめて下さい…僕はそんな…」
恥ずかしがりながら謙遜して微笑む。
「悠斗君、改めて明日から娘を頼むよ?大事な一人娘なんだ…私たち留守の間、歩花に悪い虫がつかないように見張っててくれよ?」
「えぇ…娘さんは僕が命に替えても守ります。お二人が留守の間、しっかりと」
その言葉にパパは彼の手をしっかりと握り締めた。