KISSKISS
「ケーキもあるぞ♪」
まるで子供がはしゃぐように笑う。
「…やっぱり誕生日をお祝いしてくれる人がいるのは嬉しいね」
「当たり前だろ?お前が産まれた大事な日だからな。着替えて来いよ!もう飯は食えるから」
「うん!」
勢い良く返事して部屋に戻った。
目についた服を慌てて着ると、また急いでリビングに降りる。
「よし!じゃあ、始めるか!!」
悠斗さんの声に初めての誕生日パーティーが始まった。