KISSKISS
「おはよう、歩花ちゃん…朝だよ?」
「…ん」
カーテンが開く音に部屋に入り込むまぶしい光…
あぁ、昨日…パパ達が帰って来て…
…―帰って来て?
「うわぁぁぁ!!!!!!」
そうだ!!!!!あたし一人じゃなかったんだ!!!!!!
慌ててベッドから起き上がると悠斗さんが立っていた。
「ちょ…!!!勝手に部屋に入って来ないでよ!!!!!」
「…ごめんごめん、朝ごはん出来てるよ?…ついでにガキには興味ないからさ♪心配しなくても襲ったりしないからね♪」
「……は?」
今、ガキって言わなかった??
爽やか笑顔でさらりとヒドイ事、言ったよね?
「朝ごはん冷めちゃうよ?とっとと降りて来てね?」
バタンと乱暴にドアを閉めて部屋を出ていってしまった。