KISSKISS
†大好き†


―…朝になって、いつもなら目覚ましとアイツの怒鳴り声に起こされてるあたしが、それより先に起きた。

「キセキ!!!!」


目覚ましを止めて階段を降りてリビングのドアからアイツを見るとお弁当と朝ご飯の用意に忙しそうだった。


「おはよー…」


―…昨日の事は気付いてないよね?


アイツの事だから実は、気付いてましたー…なんて言いそうだけど大丈夫、ちゃんと寝てたもん(多分)!!!

「…うわっ!!??ビックリした!!…まだ時間じゃねぇよなぁ?」


目を細めて時計をジーッと見る。


「そんなに驚かなくてもいいんじゃないの?」


―…ほら、いつも通りだし気付いてないない!!


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