男 友 達


「好きって言う前に、キスしたのか?順番違うだろ?」

ごもっとも…

「で?アオちゃんは?」

「…思いっ切り俺を突き飛ばした。そんで走って逃げてった…」

タクミは、

「ふーん。ま、まだ結果はわかんないじゃん。
そんな落ち込むなよ。

あ、お見舞いに来てもらって、その時に言うとかは?」

なんて言うんだ。


「ふざけんな、こんな格好悪い姿、見せられるかよ」

俺は、誰もお見舞いに来ないようにとタクミに念をおした。


「それに…アイツは完全に俺を避けてる」


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