男 友 達



私は、ケンタの腕の中。

まるで後ろから抱きしめられてるみたいになってしまった。

あっありえない…!!


私の頭はパニックになってしまった。


ってか、私、ケンタの足に完全に乗っかってるし!

「ケ、ケンタッごめっ…!!」

「……」


ケンタが黙ってる…

なんで?
あ、怒ってるのか。


慌てて立ち上がろうとしたのに、

「えっ…?」


私の体は、ケンタに抱きしめられたまま、動かなかった。


< 36 / 268 >

この作品をシェア

pagetop