結婚式の作り方~一番の贈物~
扉が左右に開くと、
スポットライトが
こちらに向かって
降り注いできます。
ゲストの顔は
逆光でぜんぜん見えません。
テンションがあがり
頑張らなくても、超笑顔。
重い着物を引きずって、
みんなの拍手を受けながら
ゆっくり入場していきます。
高砂に着くと
介添さんが椅子を引いて
座るのを手伝ってくれました。
司会者が2人の紹介をしてくれたのですが
打合せより長くて
皆、固ーーい表情をして聞いていて
気まずい雰囲気に感じました。
「今日は、楽しんでもらえないのかな…」
焦り、凹み、色んな感情が
グルグルし始めました。