夕日に落ちる星
窓の外を見ると

グラウンドでダラダラ走っている

一年生の体操服が見えた。

プールの授業は来週か再来週なので、

それまでは炎天下の

むさ苦しい授業が続くのだ。

うわ、だっる。

泳げないけど、

汗だくの方が絶対的に嫌だよね。


「はーい、あと五分でーす。みなさん書けましたかー?」


うおっ! のんびりし過ぎたー!


まどろみすぎて

時間の感覚を完全に忘れていた。

鞄から筆箱を取り出し、

急いでペンを走らせる。


あー幸せって何だろう。


取りあえず

今はクーラーがあれば幸せです。
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