夕日に落ちる星
午前の授業が何の問題もなく
平和に過ぎていった後のお昼休み
購買で買ったお弁当に入っていた
ゲソの天ぷらとタコさんウィンナーを
見比べながら
タコとイカに子供ができたら
足は十八本になるのか
はたまた九本になるのか
という非常に重要なことに
思いを馳せていると
向かい側から
ハートが舞っているような
可愛い声が聞こえてきた
「冷麺食べたい」
「……ん?」
「冷えた麺食べたい」
いや別に
冷麺の意味が
分からなかったんじゃないんだけど
「ミャーちゃん」
「なあに?」
「今日の帰りに冷麺を食べよう!」
「却下」
「えぇー!」
そう叫び唇を尖らせると
目の前の女の子は
やだやだと言いながら
まるで駄々をこねる子供のように
体全体を大きく動かしながら
私の返答に不服を申し立て始めた
平和に過ぎていった後のお昼休み
購買で買ったお弁当に入っていた
ゲソの天ぷらとタコさんウィンナーを
見比べながら
タコとイカに子供ができたら
足は十八本になるのか
はたまた九本になるのか
という非常に重要なことに
思いを馳せていると
向かい側から
ハートが舞っているような
可愛い声が聞こえてきた
「冷麺食べたい」
「……ん?」
「冷えた麺食べたい」
いや別に
冷麺の意味が
分からなかったんじゃないんだけど
「ミャーちゃん」
「なあに?」
「今日の帰りに冷麺を食べよう!」
「却下」
「えぇー!」
そう叫び唇を尖らせると
目の前の女の子は
やだやだと言いながら
まるで駄々をこねる子供のように
体全体を大きく動かしながら
私の返答に不服を申し立て始めた