イヴ
「じゃあ、出身は?」





―ふふ、意外なとこからついてくるのね





そしてイヴは一息おいて





―あなたと同じ





「そうか、同級生…ではなさそうだな。」





―そうね、上か下だわ





「答えになってねぇだろ。それで、オレをどこで知ったんだ?」





―ちょっと休憩、疲れたわ




「お、おいふざけんな!早過ぎだろ!どっちかっていったらなオレのほうが…





―まぁまぁ落ち着いて、またあ・と・で・ね





「クソッ!!」





オレは壁を思いきり叩いた。




壁は思いのほか硬く、しばらく拳をおさえながら地べたをのたうちまわるはめになった。





「完璧に遊ばれてんな…オレ。」
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