キャラメル味の生活

次の瞬間、

晴の動きが止まった。


その隙にあたしは
晴の胸を押し返す。



「晴最低ッ!
あたし風さんと
付き合ってるんだよ!?

どうせ晴が
助けたッてゆうのも
嘘なんでしょ!?」



はあはあ、と
肩で息をするあたし。

呼吸が荒い。



「………わりい」



晴はそれだけ言って
部屋を出て行って
しまった。



反撃がくると
思ってたあたしは
おもいきり拍子抜け。



なによ…

晴が悪いんだもん。


晴が悪いのに…



そんな悲しそうな顔
しないでよ.....。


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